今年も残りわずかとなりました。振り返るとあっという間に過ぎていった感じですね。年のせいか、毎年そのスピードは速まっている感じがします。光陰矢の如しなら、人生もまた矢の如しですね。ますます毎日を大事にしたいと思うようになりました。
開業して30年が過ぎました。開業当初外来でお世話になったご老人は殆ど鬼籍に入られ、気が付いたら自分がその老人の仲間入りです。とても順調で感謝しております。
さて、今回はがんの再発予防ですが、いくつかのポイントにまとめてご紹介させて頂こうと思います。
身体は治るようになっている=がん初発予防
前回は「がんの初発を予防する」というお話をいたしました。以下それをまとめました。
図1をご覧ください。これはまさに、がん細胞(真ん中の大きな細胞)をリンパ球(小さい丸い細胞)が群がって排除している写真です。重要な事はがん細胞は誰でも作ってしまっているという事。しかし、できてしまったらお終いなのではなく、ちゃんと治る仕組みがあって
図1のように身体のリンパ球がちゃんと治していてくれていたという事なんですね。でも、それを感じている人は誰もいないという事。つまり、実際は皆さんが知らないうちにがんはでき、そして消えている・・そう、知らなうちに。特にスタンフォード大学で睡眠の研究をされている西野教授は入眠後の90分が睡眠深度が最も深く、幸せ修復ホルモンの分泌も多く、最高の時間という意味でGolden90minute(黄金の90分)と言われる時間帯で、がん細胞除去が活発に行われているといいます。そうです・・「寝る子は育つ、寝る人は治る」なんですね。

図1 がん細胞を排除するNK細胞
では、がんが大きくなってしまった人はなぜかと言うと、2つあります。
そして、実はこの①②の両方共が同じ生き方だったという事なんですね。
それが、新潟大学の故安保徹先生の研究などから、がん細胞には性格があって、
ⅰ)冷えが好き(ゆっくりお風呂に入る人は嫌い)
ⅱ)低酸素が好き(有酸素運動する人は嫌い)
ⅲ)お砂糖大好き(お菓子、加糖飲料大好物)
ⅳ)寝ない人大好き(がんは睡眠時に最も消える)
ⅴ)笑う人は苦手(笑うとがんを抑制するホルモンや、酸素と体温上昇)
の5つの生活習慣(五か条)のどれかだけが出来ていないというより、すべてが相当に該当すればよりスピーディにがん細胞が出現し成長するらしいという事なんですね。

図2 年齢と免疫力の関係
誰もがんになりたい人はいませんが、そもそもどうする事ががんにつながる生き方かわかりません。いわんや社会人となり人生を生きる基盤を作る生活が始まる時は、まだ20代で、最も人生の中で免疫力の高い時です(図2)。そんな時には少々無理しても身体は修復しついてきます。
概ね20歳で免疫力はピークでその30年後はその半分となります。つまり、人生50年経てば、身体の事を倍気を使ってあげないと駄目だよ・・という事なんですが、この年齢になると、社会的なタスクも多く結果ストレスに晒されている人が多いですね。そして身体の免疫力は半分に低下したにもかかわらず、頭の中は若いまま。徹夜?無理・・こんな程度は出来ていたと無理しがちになる・・もうすぐ定年だから、そこまでやれば楽になるとついつい歯を食いしばって仕事する。こうして知らぬ間にがんになる5か条が始まっているんですね。それに付き合う奥様も鋳型の構造ですから同じストレスがあり、このころ閉経ですから、更年期も重なる。つまり女性も同じなんですね。
がんの初発、告知のショックが治すエネルギーに
しかし、それなりに気を付けていたつもりでも、その時は突然やって来ます。
ちょっと不調を感じて行った検査で、またはたまたま検診で、「告知」されるのです。すでに多くのがんの方は経験済みかと思いますが、「今日はいい天気ですね」というくらいのモードで、「あなた、がんありますよ」という感じ。私の場合も、「先生は医者ですね。じゃあ話は早い。先生ね、左腎臓にがんがありますよ」でした。流石に自覚症状も心の準備もなかった私は「え?」と言うしかない。「まあ6cmだけど、今のところ転移はなさそうだし、オペできそうだから病院へ紹介状書きますね」と・・またしても私「え?」でした。
告知のスピードと方針決定が。早すぎ・・この間1~2分かな?これで私もがん患者になったわけですね。私もすごくショックでした。でもね、あとから余裕ができてから思うにこのショックは実はとても大事だったんです。このショックの大きさこそが、がんを治そうとする(治したい)熱量となり、治る力を引き出し、継続する力になるからなんですね。「治さなきゃ、死ぬ」って思うからなんです。その意味ではがんは特別です。病名=死を想像するからこそ、死にたくない私たちは一生懸命(必死なって)治そうとするわけです。これが風邪ならどうですか?告知とは言わないですね?風邪を死んでも治すんだ!って願いますか?治ることを知っていると余裕です。ですから、私は「折角がんになったんだから・・」という枕詞も良く使います。私自身もがんの手術をしてから、もう16年経ちますが、あの時のショック(熱量)はどこへやら。でも、記憶はあるし、それを機に生き方の五か条が生み出され、その五か条に即して生き方を転換し、今も心して継続していますけどね(図3)。

さて、がんの告知後に戻ります。
きっと多くの患者さんの告知は私の場合に近いと思います。なんであれ、こうしてがん患者になるのですが、実はがんは一夜にしてなった訳ではありません。概ねどこの部位のがんも10~15年くらいは経っていると言われています。つまり告知を受けたこの10年くらいはそのがんと共に生きてきた訳なんですね。つまり、この間ずーっとすでにそのがんはあり、それを成長させる生き方(がんになる5か条)が継続していたことになるんですね。
ですから、私はがんになる前の生き方を先の5か条→五か条に照らして確認することをお勧めしているんですね。がん前の生活こそが、がんから離れるためのヒントが満載という事になる。「睡眠不足だった」「食事がジャンクで加糖飲料が多かった」「風呂じゃなくてシャワー」「運動?そんな暇なかったな・・」「笑う?このストレスが多い時代に?」という具合ですよ。ですから、取り敢えず、まず今までの生き方をこの五か条に照らして転換してみる。そして、この先がとても重要で、なぜそうい生活パターンになったのか?なんですね。「だって仕方ないじゃん、食うために」「・・生きるために」「・・家族のために」あるいは、「いや、そういうもんでしょう?」「当然じゃないですか?」という人もいるでしょう。
でもそれは本当に普通で当然なのでしょうか?「食うため」「生きるため」「家族のため」に働いている人はきっとほぼ全員ですね。しかし全員ががんになるわけではない。という事は、それを理由にしているだけなんです。つまり、その結果、睡眠不足となり、食事がぞんざいとなり、運動もゆっくり入浴もせず、笑いのない生活になっていただけなんですよ。
がんの原因を深堀して修正する
こうして、がんの原因を深堀するんです。なぜどうして?そこが分かれば分かるほど、自分のがんの原因が見えてきます。自分の心の癖が見えてきます。そして、それが条件反射のように無意識に毎日作動していた事に気が付きます。
そうです。こうして気が付く事がまず大きな第一歩なんですね。自分で作ったという認識です。だから、自分で消せるんですよ。がんの原因を深堀して修正するんですね。
そこに先の熱量があればその熱量に比例して、がんになる生き方にブレーキがかかり、その悪しき習慣を止めていく・・この新しい生き方こそ新しい自分の誕生なのです。
中には、この自分探索を深めていく中で、本当に自分のしたかった事を発見されていく人もおられます。時に、「あ~そうだったんだ、これなんだよ・・これが知りたかった/したかった・・どうして自分はこれに気が付かなかったんだろう」と感涙にむせぶ人もいます。そうなると、もう「がん」を呼び捨てにしません。「がんちゃん」とか「がんさん」とか呼称も変わるんですね。だって、憎くないからです。「がん」のお陰なんですから。ですから私はこうして自分の生きる目的に気が付き、本来で本当の自分はこうしたいという生き方に変わる事を
「リボーンReborn」と言ってきました。
注意!深堀りにもでる3G
でもね、ここからが大事なんですが、「がんと言えども私の大事な細胞たちですから、西洋医学3大治療はなじみません。私は西洋医学は否定派です」と言われる人は必ずおられます。最終的に、自己責任ですから、どうされるかは本人次第ですが、私の経験では、まだ現代では手術できるものはして欲しいと思っております。
がんの言い分を聴いて、私は五か条をよりどころに今一度自分の心の在り方や癖、生き方を見直したからもう大丈夫ですというわけです。確かに五か条の生き方は本人は意識して変えられているんでしょう。その効果は間違いなくあるはずです。取り敢えずがんの治る五か条をしてくれれば、免疫力は上がるしかないからです。しかし・・ですよ。その結果がんが消えるかどうかは分かりません。私から見ていて、結構目をつぶって頑な(3Gのまま)に言い募る人もおられます。本人は変わったと言われますが、それまでの人生は思いのほか轍(わだち)が深くなかなか変われない(本当は変わりたくない)のが実情ですね。「がんを治すための治療」では、身体の免疫は活性化しにくいんですね。ですから、一番大事なことは治療の目的を「治って何がしたいか~それをしたくて生まれてきたと言えるか」へ設定し直すこと。治したいは当然あるけど、そこで止まらないという事なんですね。この方が自然治癒力が出るようです。「がんを治す!」は「頑張る、努力、3G」ですが、「がんが治ってしたい事」は「楽しい事」ですね。努力は続きませんが楽しい事は続きます。私は志の明確化と言っています。
志は自然治癒力の三角形の芯

図4 自然治癒力の三角形
志というのは、この自然治癒力の三角形(図4)の中心に位置するものですね。コマの芯ですよ。大三角形の頂点は良眠と良食と笑いで、小三角形の頂点は運動と加温と医療です。大三角形は自然治癒力には絶対的に必要でこれがないのに治癒力が出るはずはありません。小三角形は、そのアクセルです。そしてその中心にあるのが志で、生きる動機であり目的でもあります。取り敢えず五か条を回せば免疫力は上がりますが、その中心の志がしっかりしていないとぐらつきますよね。
でもね、初発予防では、まだこの芯(志)が明確じゃない人が多い。突然にあなたの人生の目的は何ですか?と問われても答えることが出来る人は少ないんじゃないでしょうか?つまり、この初発前は、あなたというコマはふらついているのです。仕方ありません。しかし、初発後に、自分の命と直面して初めて自分に問い直します。
「私は死ぬの?」「何のために生まれてきたの?」「私の人生なんだった?」・・などこの自問がつまりは自分の生きる目的の明確化であり志の発見になるんですね。ショックが大きい程、真剣に問いますから先の深堀になるんですね。
西洋医学は再発予防
さて、がんと言われてショックを過ぎた頃、じゃあどうやって治すんだ~と誰もが思います。そもそも検診なども病院で受けるわけですから、自動的に西洋医学的治療法が提案されます。それが手術、放射腺、抗がん剤、免疫療法です。とても不思議な事に、こうした西洋医学はEBM(Evidence Based Medicine)といって、根拠、理由のある治療手段が提案されます。その治療方法にエビデンスがあるか?というわけです。これはもちろんとても納得できることです。根拠や理由のないところに治療効果(結果)はないからです。しかしですね、がんと診断されたなら、がんも結果であり、その原因があるはずなのに、病院では「あなたは、なぜがんになったと思いますか?」という質問はありません。身体は間違いを起こしません。理由や原因があってがんが登場したのです。勿論、遺伝的要因や老化も大きく原因としてありますが、その人の生き方も大きく影響している事が最近のエピジェネティクスの研究から分かってきました(私はそれを悪しき5か条と言っています)。しかし、「まず、その悪しき習慣を止めて転換しないとがん治療は始まりませんよ・・」と言われた人はいますか?だから、私は「がんが消えていく生き方」という本(ユサブル出版)を書いたのです。私が思うに本当はここががん治療の一番の肝(きも)だと思うんですがね。
がんと診断されれば、即治療です。「一日でも早く、一刻でも早く治療しましょう。そうしないと、あなたはがんで死にますよ」と言うわけです。そして、この後にEBMが突然登場する。「あなたの**がんはステージ*で、すでに肝臓や肺に転移があります。手術はできません。放射線も効きません。あるのは抗がん剤だけです。データ(エビデンス)から抗がん剤をすれば、1年くらいもちますが、しなければ数か月でしょう。どうします?しないなら、当院ではすることがないので、あとは緩和ケアか在宅に紹介となりますね。」となるわけです。先の私の告知通り、いたって平静に、ここまでの話は「EBMに則って正しい」わけです。しかし、皆さん、心はついていけていますか?「そんな、人の運命を簡単に決めるな!けしからん!」とか感情的になっても仕方ありません。これは西洋医学的にデータの上では過去の集計としては正しいわけですから、今はこういう時代だと思った方が懸命かもしれません。「それで?それなら、私が治して見せましょう」くらいの腹が必要だと思います。私はそれを「賢い患者になりましょう」と話しています。
なんであれ、間違いなくがんになる人は良かれと思って、または自分の身体には無関心にそういう生き方をしていたことは間違いありません。ですから、まず重要な事は、それを振り返り、新しい五か条で生き治すという事です。10年かかってできたがんですから、変わるには10年かかるくらいの思いで新たな五か条を生き始めてください。これで、まずあなたのがんの原因の大きなところは消えました。さて次に今あるがん腫をどうするかですが、現代を生きる我々は、やはりここは西洋医学的に切除できるものはぜひ行ってほしい。放射線も抗がん剤も近時非常に進化していますので、昔の頭で拒否するのは如何なものか?と思います。実はこの西洋医学的治療というのは、見方によっては再発予防といえます。そうです、治療というのは今あるがん腫を除去する方法であり、それによってこれ以上出てこないようにする事です。西洋医学的治療法は再発予防に入るのです。
西洋医学は縮小手術で個別化に進化
図5をご覧ください。
この30年、西洋医学的がん治療は大きく進化しています。左から、まずは原因があってがん発症。西洋医学は手術・放射線・抗がん剤で治療を行うのですが、手術は間違いなく縮小で鏡下(内視鏡)手術、ロボット支援が増えています。放射線も極力腫瘍部分だけに当たるように変調して行うIMRT(Intensity-Modulated Radiation Therapy強度変調放射線治療)やガンマナイフや、粒子線治療や陽子線治療など腫瘍そのものの放射線感受性は関係なく、腫瘍細胞を高エネルギーにて蒸発させる治療も導入されています。また抗がん剤は、最も皆さんが抵抗がある治療法ですが、ひとえに副作用ですね。正常細胞へのダメージを副作用と言いますが、我々は当初、副作用のない抗がん剤は効かないとまで言われていました。しかし最近は違います。分子標的薬というのは、カテゴリーは抗がん剤ですが、特異的なタンパク(分子)を持っている細胞(=がん細胞)だけを攻撃する薬なんですね。じゃあ副作用はないかと言うとないわけではない。しかし、従来の抗がん剤とは比べ物にはならないくらいよく効き(全員ではありません)、伴って存命期間もかなり延びました。とりわけ免疫療法は本当は抗がん剤ではなく免疫療法に入りますが、抗がん剤に入れられる場合もあり誤解を招いています。ご存じの京都大学の本庄先生がノーベル医学生理学賞を受賞した薬(免疫チェックポイント阻害剤、オプジーボ🄬)です。これが特徴的なことは、一つもがん細胞を殺していないのにがんが消えるということなんですね。つまり本来身体にはがん細胞を除去する仕組み(リンパ球による免疫機構)があるのに、がん細胞がこのリンパ球にブレーキを掛ける事で免疫機能を無力化して生き残っている場合があり、そのブレーキを外す事により、再度免疫が活性化して、がんを退治してくれるという治療法(点滴)なんですね。つまり、「本来身体には治す力があった」ということが証明されたんですね。やはり身体は治るようになっていたんですね・・
本来は。

図5 この30年のがん治療の変遷
手術、放射線、抗がん剤いずれも、がん細胞をやっつける治療法で、免疫のことは基本的に考えていません。しかし、この免疫療法オプジーボは、逆にがん細胞をやっつけていませんが、がん細胞のブレーキを外すことで再度リンパ球の働きを再活性化するという理に適った治療法だと言えます。
このように、同じ西洋医学でも内容がかなり変わってきたんですね。ですから、私も、リボーン外来に来られる患者さんには、西洋医学を避けて補完代替医療だけや伝統医療だけの希望者も多いですが(そういう人が来る?)、一番重要な五か条で生き方をチェックはするものの、西洋医学的治療も一緒にできないか?むしろ補完代替医療を西洋医学の副作用を軽減するため(高濃度VC点滴や水素、温熱治療や還元電子治療など)一緒にできないかなどを提案します(自然治癒力の三角形のCAM)。しかし、やはり中心にはがんの言い分を聴くことに集中
しますから、私自身がこの人のがん細胞なら、この人に何を言いたいのか?と感じ考えながら診療しています。
さて、以上長々とお話してきましたが、今回はがん再発を先制(予防)するというテーマです(図6)。前回第1回の初発を予防するところでは、帝京大学の佐藤教授の御著書(がん克服大全)やYouTube「がん情報チャンネル」からのエビデンスレベルからその予防法を五か条に沿ってお話いたしました。
しかし、この初発予防と再発予防での絶対的違いはその人の「がん」に対する心構えなんです。そう、1人称でがんと診断されたか否か?というところなんですね。先にも書きましたが、これがその先にも大きな影響を与えますから、患者本人がその気なるという点で大いに違います。次元が違うんですね。ケーキも見ると食べるでは大違い。食べなきゃ味はわかりませんから。不謹慎なことを言いますが、この1人称の体験というのは、私は特にがん治療する医師にはお勧めですね。きっと医師は体験するまで、がん患者の気持ちは分からない・・分かるはずもない・・がんを体験してみて、できれば体験できれば、患者の気持ちは少しは分かるんじゃないかと。勿論、正直に申し上げて私も自分が腎がん体験したからといってがん患者の気持ちが分かるかと言われても、分かりません。でも自分の時に重ねることはできます。あまりに言われた側はショックですから。そうすれば、「余命半年かな?」なんて言えるはずがない。もはや暴言でしかない。

図6 再発を先制する
発がん後、もう一つ大きく変わるものがあります。それは図6の右下の三角形ににわかに登場する命(死)の自覚です。患者にとってがん=死です。現代治るようになってきています。しかし、現代日本人の死因の1位ががんで、3人に1人ががんで死に、親も親族も友人もがんで亡くし、生命保険の商品でもがんになったらお終いだから、保険に入れば安心?・・など、つまりがん=死なんですね。私もそう思いましたから。しかし、ここで初めて自分の人生の最後を考えるようになるんですね。これは凄く重要です。死にたくないから、志を明確に、がんになった生き方を反省し、リボーンを目指しますが、でも最後はあるという認識とそれを自分に突き付けられた事は間違いがありません。人生を死から見るようになるんですね。するとね、いろいろな出来事が全く違って見えてきます。私の場合は感謝と覚悟だったように思います。当たり前じゃなかった。沢山してもらっていたことに気が付いた。これは多くの在宅末期医療の現場でも感じます。がん末期を在宅で診ていると全てではないですが、同じものを感じる場合があります。これこそ、がんの言い分なのかもしれません。
でも、折角生まれてきたんだから、できるだけ生き切りたい。
次回は来年新年号になりますが、がんの進行予防についてお話いたします。
今回号は、ちょっと随筆調になりましたが、縷々思いめぐる中で徒然なるままに書かせて頂きました。でも、お伝えしたことは書けたかな?
PS)
さて、世界を見れば米国の大統領選は執筆中はまだ選挙前ですが、ドミニオン投票機問題また出るのか?でもトランプが返り咲くんだろうな・・すると世界~日本経済どうなるの?日本は自民党の大敗ですが、当然でしょう。でもこの裏金問題は、決して政治家だけの問題じゃないですよね。私たちの心の中にもあるけど、大事なことはそれをとどめる力、是々非々の力(胆力)があるのか・・人の目を気にしないと入らない一票だけど、言い分を聴きすぎると英断できない・・石破さんはその意思(石)を破られたという名だったのか?ウクライナ戦争も北朝鮮の参入で一気に東アジアの日本周辺にもきな臭さが急接近しています。台湾有事だけではすみそうにない・・間違いなく日本は渦中に飲み込まれていくでしょう。日本有事にどう備える?パレスチナ、ガザのハマスとイスラエル、ヨルダンのヒズボラや背後のイランもあたかも西洋医学的がん治療を見ているようでもあります。
どうする?日本、どう生きる?あなた・・まさにがん治療と同じだと改めて感じています。
「乗り越えられない試練はない」とするなら、こうした周辺状況に飲み込まれることなく、しかししっかり目を開いて自分の人生を歩んでいきたいものですね。